mise をセットアップする

誰向けの記事?

自分向けのメモです

概要

開発用ランタイムを総合管理する mise の覚書です。 筆者は asdf から乗り換えようと考えました

mise は主に以下の機能があるようです。

  • 多種多様な開発用ランタイム(CLIツール、言語処理系など)を管理する。asdf、nvm、pyenv、rbenv などの代替となる

  • 異なるプロジェクトディレクトリで環境変数のセットを切り替える(direnvの代替)

  • タスクランナーとして、make や npm スクリプトの代替となる

公式リファレンス の通りに進めます。

筆者は Gentoo Linux 上にセットアップしますが、Linux ディストリビューションの場合はインストールスクリプトを使うか、Rust のパッケージ管理ツール cargo を使うかのどちらかだと思います

手順

ターミナルを起動し、インストールコマンドを打ちます

curl https://mise.run | sh

出力例

mise: installed successfully to /home/usaturn/.local/bin/mise
mise: run the following to activate mise in your shell:
echo "eval \"\$(/home/usaturn/.local/bin/mise activate zsh)\"" >> "/home/usaturn/.zshrc"

mise: this must be run in order to use mise in the terminal
mise: run `mise doctor` to verify this is setup correctly

${HOME}/.local/bin/mise にインストールされるようです

# 筆者の例
/home/usaturn/.local/bin/mise

使用しているシェルの設定にインストール先を追記しましょう

export PATH=${PATH}:${HOME}/.local/bin/

使用しているシェルの設定ファイルに追記するように指示されているのでコマンドを打ちます

# 筆者の例
#echo "eval \"\$(/home/usaturn/.local/bin/mise activate zsh)\"" >> "/home/usaturn/.zshrc"

シェルを再起動するとアクティベイトされるようです

バージョンを確認しましょう

mise --version
# 出力例
# 2024.12.2 linux-x64 (d1b9749 2024-12-07)
# mise 2024.12.2 linux-x64 (d1b9749 2024-12-07)

管理できるツールを確認しましょう

mise plugins ls-remote | less

fzf コマンドをグローバルにインストールしてみましょう

mise use --global fzf
# 出力例
# mise ~/.config/mise/config.toml tools: fzf@0.56.3

# インストールした fzf の情報を表示する
mise ls fzf

fzf をアンインストールしてみましょう

mise uninstall fzf

以上、mise で便利ツールをグローバルで管理する方法をメモしました。